映画賞受賞作の作品:331件
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お坊さまと鉄砲(字幕)
『ブータン 山の教室』の監督が贈る 現代を生きる人々に気づきをもたらすハートウォーミング・テール
長編映画監督デビュー作の『ブータン 山の教室』(2019)が世界中でサプライズヒット、第94回アカデミー賞の国際長編映画賞にノミネートされ、ブータン映画初のオスカー候補という歴史的快挙を成し遂げたパオ・チョニン・ドルジ監督、待望の第2作。アカデミー賞(R)前哨戦と呼ばれる第50回テルライド映画祭でワールドプレミアされるや批評家たちがこぞって大絶賛。「本映画祭全上映作の中で、3本の指に入る傑作」(DEADLINE)、「刺激的で鋭い洞察力に富んだ風刺コメディ」(THE HOLLYWOOD REPORTER)、「素晴らしい!茶目っ気のある批評性」(VARIETY)などと評された。続くトロント国際映画祭、ローマ国際映画祭など世界各国の15以上の映画祭に招かれ、一般観客の投票によって選ばれる観客賞4つを含む6つの賞を受賞。前作『ブータン 山の教室』同様、アカデミー賞(R)国際長編映画部門ブータン代表に選出され、今作ではショートリスト入りを果たした。
【キャスト】
タシ:タンディン・ワンチュック
ラマ:ケルサン・チョジェ
ベンジ:タンディン・ソナム
ロン:ハリー・アインホーン
ツェリン:ペマ・ザンモ・シェルパ
【スタッフ】
監督:パオ・チョニン・ドルジ
プロデューサー:ステファニー・ライ
脚本:パオ・チョニン・ドルジ -
おんどりの鳴く前に(字幕)
人間は等しく愚か
ルーマニア・モルドヴァ地方の静かな村の中年警察官イリエ。野心を失い鬱屈とした日々を送っている彼の願いは、果樹園を営みながら、ひっそりと第2の人生を送ること。しかし平和なはずの村で惨殺死体が見つかったことをきっかけに、イリエは美しい村の闇を次々と目の当たりにすることになる。正義感を手放した警察官がたどり着く、衝撃の結末とは―。
【キャスト】
イリエ:ユリアン・ポステルニク
コスティカ/コンスタンティン村長:ヴァシレ・ムラル
ヴァリ:アンゲル・ダミアン
エディ/ヨルダン司祭:ダニエル・ブスイオク
クリスティナ:クリナ・セムチウク
【スタッフ】
監督:パウル・ネゴエスク -
Playground/校庭(字幕)
はじめての学校、それは<この世界>で生きていくことのはじまり
ベルギーの新鋭ローラ・ワンデル監督が鮮烈な長編デビューを飾った本作は、第74回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に出品され、国際批評家連盟賞を受賞。さらにロンドン映画祭で新人監督賞に輝くなど、世界中で29の賞を獲得し(2024年11月時点)、第94回米アカデミー賞国際長編映画賞のショートリストにも選出され、次回作では巨匠ダルデンヌ兄弟が製作に加わる。大人にはうかがい知れない子供の世界を、斬新なスタイルで捉えたその映像世界は、驚くべき密度の映画体験を実現し、圧倒的な完成度を誇る出来ばえとなった。さらには、恐怖にも似た不安心理を繊細に、そして力強くあぶり出す。静寂の中、激しく魂を揺さぶる衝撃作が誕生した。
【キャスト】
ノラ:マヤ・ヴァンダービーク
アベル:ガンター・デュレ
父:カリム・ルクルー
【スタッフ】
監督:ローラ・ワンデル
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フード・インク ポスト・コロナ(字幕)
第82回アカデミー賞(R)ノミネート&第32回エミー賞受賞。アメリカにおいて食の意識を変えた映画『フード・インク』。新型コロナを経て、フードシステムはどう変わったのか?大ヒットドキュメンタリーの続編が登場。
本作で描かれるのは2020年に起こったパンデミック後のアメリカの現実。巨大食品企業の独占は一層進み、個人農家は衰退。貧富の格差が大きく広がった。映画は、多国籍企業による、利益拡大だけを追求する効率的だが脆弱なフード・システムの問題を提起する。
“超加工食品”による糖尿病や依存症などの健康被害。農業従事者の貧困、政治家と食品会社の癒着など、現代アメリカ社会に広がる幾多の「食」問題を描き出す。一方、解決策を求め、肉を使わない“ニューフード“の可能性や、サステナブルな未来を作り出そうと奮闘する農家や漁師、活動家、政治家たちの前向きな姿も描かれる。自分の食が自分を変える。私たちが学ぶべき食の知識や明日を生きるヒントに満ちた情報エンターテインメント。
【キャスト】
マイケル・ポーラン
ゲラルド・レイエス・チャベス
エリック・シュローサー
トニー・トンプソン
サラ・ロイド
【スタッフ】
監督:ロバート・ケナー メリッサ・ロブレド
製作会社:パーティパント&リバーロード
音楽:マク・アドラー -
レオノールの脳内ヒプナゴジア(字幕)
フィリピンの新鋭が脳内アクションスターのおばあちゃん描く奇想
天外メタコメディ
【キャスト】
シェイラ・フランシスコ/ボン・カブレラ/ロッキー・サルンビデス/アンソニー・ファルコン/アラン・バウティスタ/レア・モリナ
【スタッフ】
監督:マルティカ・ラミレス・エスコバル -
コンパートメントNo.6(字幕)
世界最北端の駅へ向かう寝台列車の6号室。最悪の出会いではじまる最愛の旅を世界が絶賛。
【キャスト】
セイディ・ハーラ/ユーリー・ボリソフ/ディナーラ・ドルカーロワ
【スタッフ】
監督:ユホ・クオスマネン -
狼 ラストスタントマン
恩讐の彼方に、運命は導かれる。それは前例がない、ジャンピング・ロール・オーバー・シー・ダイブ。スタントで父を失った青年は、ある男に復讐を誓う―。
【キャスト】
南翔太/石黒賢/髙橋昌志/池上季実子
【スタッフ】
監督:六車俊治 -
燃えあがる女性記者たち(字幕)
「カバル・ラハリヤ」―小さなメディアが巻きおこすビッグウェーブ。世界で称賛の声!メディアで人を守ることができる―― 心の声を聴くことをあきらめない。スマホを武器にインド社会に切り込む女性記者群像。
【キャスト】
ミーラ/スニータ
【スタッフ】
監督:リントゥ・トーマス -
ブルーを笑えるその日まで
ひとりぼっちの女の子が出会ったのは、ひとりぼっちの私でした。
安藤絢子(アン)は学校に馴染めない、ひとりぼっちの中学生。薄暗い立ち入り禁止の階段が唯一の居場所だった。そんなある日、不思議な商店でもらった魔法の万華鏡を覗くと立入禁止の扉が開き、その先の屋上には同じ万華鏡を持った生徒アイナがいた。二人はすぐに仲良くなり夢のような夏休みを送るが、屋上には「昔飛び降り自殺した生徒の幽霊が出る」という噂があった。その幽霊がアイナなのではないかと疑念を抱きながらもお互いにとってかけがえのない存在になっていく…。ひとりぼっちの女の子同士が出会い、初めての友だちと過ごす、“夢のような夏休み”。新学期が憂鬱な彼女たちは、ある行動を起こすのだった。
武田かりん監督が自身のコンプレックスであった中学時代の記憶をモチーフに学校という小さな世界で感じる孤独をテーマに描いた物語。
【キャスト】
渡邉心結/角心菜/丸本凛/成宮しずく/佐藤ひなた/夏目志乃/片岡富枝/鳥谷宏之/土屋いくみ/若林秀敏/松澤可苑/荒澤智也/宮原俐々帆/根本拓洋/川隅奈保子/木田友和
【スタッフ】
脚本・監督:武田かりん
プロデューサー:田口敬太
協力プロデューサー:田中佐知彦
撮影:上野陸生
照明:稲葉俊充
美術:野中茂樹
ヘアメイク:吉田冬樹
助監督:平岡凌
制作:田丸さくら
主題歌:RCサクセション『君が僕を知ってる』(Licensed by USM JAPAN, A UNIVERSAL MUSIC COMPANY)
製作:映日果人/武田かりん/kotofilm
配給:映日果人
配給協力:SPOTTED PRODUCTIONS
協力:埼玉県/SKIPシティ 彩の国ビジュアルプラザ -
犯罪都市 NO WAY OUT(吹替)
マ・ドンソク主演!メガヒット爽快アクション・エンタメ『犯罪都市』最新作が遂にリリース!!
【キャスト】
マ・ドンソク/イ・ジュニョク/青木崇高/イ・ボムス/國村隼
【スタッフ】
監督:イ・サンヨン -
理想郷(字幕)
スペインを震撼させた実話に基づく
閉鎖的な村に観客自身も置かれているようなスリラー体験
第35回東京国際映画祭にて最高賞に当たる東京グランプリ/東京都知事賞、最優秀監督賞、最優秀主演男優賞の主要3部門を獲得し、「格差、外国人排斥、都市と農村の隔たりなどを重層的に表現した並はずれた傑作」と絶賛された話題作。東京グランプリ、最優秀主演男優賞の同時受賞は『最強のふたり』以来の快挙
フランス人夫婦アントワーヌ(ドゥニ・メノーシェ)とオルガ(マリナ・フォイス)はスローライフに夢を抱き、緑豊かな山岳地帯スペイン・ガリシア地方の小さな村に移住する。しかし、地元で生まれ育った村人たちは慢性的な貧困問題を抱えており、敵対関係が激化していく……。
スペイン全土に激震が走った実際の事件を基に、ロドリゴ・ソロゴイェン監督が映画化。名作『わらの犬』(71/サム・ペキンパー監督)でも描かれた“田舎と都会の対立”という題材ながら、コロナ禍以降は田舎暮らしが世界的に定着化してきており、日本でも酷似した事件が実際に起きている。そんな中、本作は人間に潜む、独りよがりな思考、憎悪、暗部、凶暴性に深く迫る。
主人公夫婦の夫が主となる第1部で、観客はガリシアの村に引き込まれるような緊張感漂う心理スリラーを体験することになる。また、妻が主となる第2部で、本作が実はラブストーリーであることが提示される。計算されつくされた様々な対比、伏線、カメラワーク、そして、女性の精神的な強さと揺るぎない愛の深さを大胆に描いた重厚感ある必見作。
【キャスト】
アントワーヌ:ドゥニ・メノーシェ
オルガ:マリナ・フォイス
ジャン:ルイス・サエラ
ロレンソ:ディエゴ・アニード
マリー:マリー・ゴロン
【スタッフ】
監督:ロドリゴ・ソロゴイェン
プロデューサー:イボン・ゴメンサナ
製作会社:アルカディア・モーション・ピクチャーズ
脚本:イゼベル・ペーニャ
音楽:オリベル・アルソン -
梟-フクロウ-(字幕)
ある闇夜に起きた怪奇の事件。唯一の目撃者は盲目の男――忠実に残された最大の謎に迫る<全感覚麻痺>サスペンス・スリラー
史実に残された“怪奇の死“にまつわる歴史的な謎に、斬新なイマジネーションを加え誕生した『梟―フクロウ―』は、観客の無限の想像力を刺激し、韓国年間最長No.1記録を樹立、国内の映画賞では【25 冠】の最多受賞に輝いた。“盲目の目撃者”が謎めいた死の真相を暴くために常闇を奔走する予測不可能な物語は、圧倒的な没入感と緊張感をもたらし、息もできないほどの狂気が支配する118分は、観る者すべての五感を麻痺させる―
【キャスト】
ギョンス:リュ・ジュンヨル
仁祖:ユ・ヘジン
イ・ヒョンイク:チェ・ムソン
領相:チョ・ソンハ
マンシク:パク・ミョンフン
ソヒョン世子:キム・ソンチョル
チョ昭容:アン・ウンジン
カン世子嬪:チョ・ユンソ
【スタッフ】
監督:アン・テジン -
暁闇
失くしたものをこんなに愛せると思わなかった。
でも何を、何を失くしたんだっけ――。
本作は、インターネットを通してカルト的な人気を誇る LOWPOPLTD.の音楽からインスパイアを受け、本作が初となる阿部はりかが監督を務めた映画監督×ミュージシャンのコラボ映画祭「MOOSIC LAB」のために制作された。10 代の繊細な心情を見事に演じきったのは、期待の新人俳優、青木柚、越後はる香、中尾有伽。音楽と映画との出会いから誕生した、孤独な少年少女たちの静かで美しい青春映画。
【キャスト】
ユウカ:中尾有伽
コウ:青木柚
サキ:越後はる香
トモコ:若杉凩
コウの父:水橋研二
【スタッフ】
監督:阿部はりか
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THE HYBRID 鵺の仔 ファイナル・カット
鵺の鳴く夜、恐怖は忍び寄る
〝国宝〟古事記と平家物語の伝承による「鵺」が特殊メイクとSFX(特撮)で蘇る。映画史に新たなるモンスターが誕生!
【キャスト】
三島チアキ:石橋穂乃香
京極編集長:山村憲之介
澤津久森:柴田光太郎
謎のマダム:大島葉子
山姥(澤津久森の母):研ナオコ
山加マサル:瀬戸祐介
濡:ともこ
【スタッフ】
監督:倉谷宣緒,羽野暢
プロデューサー:倉谷宣緒
製作会社:㈱ベンテンエンタテインメント
脚本:羽野暢
音楽:朝倉紀行,入江純
エグゼクティブプロデューサー:野口典夫
撮影:古屋幸一
美術:鈴木伸二郎
特殊メイク:梅沢壮一
主題歌:ひとみ -
アダミアニ 祈りの谷(字幕)
谷に風が吹き、鳥たちはさえずる。荘厳なコーカサスの山々で アダミアニが生きている。チェチェン紛争で「テロリストの巣窟」と汚名を着せられた東ジョージアの山岳地帯、パンキシ渓谷で暮らす、キスト(チェチェン系ジョージア人)と呼ばれるイスラム教徒の人々を3年間に渡り記録。
【キャスト】
レイラ・アチシビリ/マリアム・ケバゼ/アボ・アチシビリ/バルバラ・コンコレフスカ
【スタッフ】
監督:竹岡寛俊 -
シークレット・サンシャイン レストア版(字幕)
深い悲しみから抜け出そうとする女性の葛藤を描く、魂が震える傑作
【キャスト】
チョン・ドヨン/ソン・ガンホ/チョ・ヨンジン/キム・ヨンジェ
【スタッフ】
監督:イ・チャンドン -
蟻の王(字幕)
実在した芸術家アルド・ブライバンティとその恋人エットレ、過酷な時代を生きた、二つの魂の軌跡を描く―――。「罪という字を消して勇気と書く。愛という字を消して君と書く…。」
【キャスト】
ルイジ・ロ・カーショ、レオナルド・マルテーゼ、エリオ・ジェルマーノ、サラ・セラヨッコ
【スタッフ】
監督:ジャンニ・アメリオ -
三国志英傑伝 関羽(吹替)
「過五関、新六将」を映画化! 中国映画史上伝説のノンストップ格闘アクション超大作!
『インファナル・アフェア』シリーズ監督×アジア最強のアクションスター ドニー・イェン
「赤壁(レッドクリフ)の戦い」で乱世を迎える数年前、敵将曹操さえも惚れ込んだ最強の武将がいた―
映画、ドラマ、ゲーム、コミック、小説など様々な形で老若男女に愛されている『三国志』
その登場人物の中でも屈指の人気キャラクター“関羽”が活躍する『過五関、斬六将』を映画化
過去描かれたことのない知られざる『三国志』が最高のスタッフとキャストによって幕を開ける
注目のアクションスター ドニー・イェン(『HERO』『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』『イップ・マン』シリーズほか)を迎え、『インファナル・アフェア』シリーズ監督の下、チアン・ウェン(『鬼が来た!』、『紅いコーリャン』ほか)、スン・リー( 『スピリット SPIRIT』 )、アンディ・オン(『カンフーリーグ』『ブラックマスク2』)ワン・ボーチェ(『孫文の義士団』)と超豪華共演陣が集結!!
第3回マカオ国際映画祭 最優秀監督賞・最優秀主演男優賞・最優秀ストーリー賞受賞、第20回上海映画批評家大賞 最優秀主演男優賞受賞
【キャスト】
関羽(かん・う):津田 健次郎(ドニー・イェン)
曹操(そう・そう):田中 正彦(チアン・ウェン)
綺蘭(き・らん):佐古 真弓(スン・リー)
顔良(がん・りょう):金子 修(チン・シュウホウ)
孔秀(こう・しゅう):佐藤 芳洋(アンディ・オン)
劉備(りゅう・び):里 卓哉(アレックス・フォン)
【スタッフ】
監督:アラン・マック、フェリックス・チョン
製作会社:Star Union Skykee Film Investment Co
アクション監督:ドニー・イェン -
熊は、いない(字幕)
イランでは上映禁止。20年間の映画製作を禁じられた闘う映画監督、ヴェネチア国際映画祭審査員特別賞 ジャファル・パナヒ監督作品
20年間の映画制作禁止!
政府から映画製作を禁じられても撮ることで闘う、世界で最も勇敢な監督
社会にある障壁や理不尽な規制などに対する人権の尊重をテーマにした作品で知られるイランの名匠ジャファル・パナヒ監督。彼の作風は、厳格なイスラム国家であるイランでは、ときにタブーへの挑戦とされ、2010年、“イラン国家の安全を脅かした罪”として政府から20年間の映画制作禁止を言い渡されるも、様々な方法で映画撮影を続行。イラン国内での上映は出来ないが、映画を撮ることで闘い続けている、世界で最も勇敢な映画監督である。長編監督デビュー作『白い風船』(95)で、第48回カンヌ国際映画祭のカメラドール(新人監督賞)を受賞して以来、世界三大映画祭(カンヌ、ヴェネチア、ベルリン)ほか主要映画祭が絶賛。本作『熊は、いない』(22)は第79回ヴェネチア国際映画祭審査員特別賞を獲得し世界からの賛辞と応援は止まらない。
【キャスト】
ジャファル・パナヒ:ジャファル・パナヒ
村長:ナセル・ハシェミ
ガンバル:ヴァヒド・モバセリ
バクティアール:バクティアール・パンジェイ
ザラ:ミナ・カヴァーニ
【スタッフ】
監督:ジャファル・パナヒ
プロデューサー:ジャファル・パナヒ
製作会社:JP Production
脚本:ジャファル・パナヒ -
誰が為に花は咲く
私は高校3年生、将来についてそろそろ真剣に考えなきゃいけない。
でも他の人とは違う
私は、世間を震撼させた凶悪殺人犯の娘-
殺人を犯し逃亡中の父・秀明と、将来の選択を迫られた思春期の娘・椿。“普通”でいることを許されない人生を送る椿は、父に対しどんな感情を抱くのか。そして、彼女の向かう未来に、果たして希望はあるのだろうか。
逃亡中の凶悪殺人犯の父をもつ、思春期をむかえた娘の物語
本作「誰が為に花は咲く(英題:For whom the flowers bloom)」は監督・藤原知之による完全オリジナル脚本の長編映画。2023年9月にロサンゼルスにて開催された映画祭JAPAN FILM FESTINAL LOS ANGELES 2023にノミネートされ、BEST FEATURE AWARD(最優秀長編作品賞)を受賞。
自分の知らない親の一面。もしそれが絶対的な“悪”だった場合、子供は親を拒絶するのか、それでも愛し求めるのか。家族であろうと、お互いの全てを理解できる訳ではない。そこにある感情の奥底にあるものとは…。本作では、逃亡中の凶悪殺人犯を父に持つ椿(つばき)の人生を描くことで、見る人にこのボールを投げる。
本作の登場人物はそれぞれ何かを抱えていて、想い想いに生きています。主演・椿を演じる湯川ひなはじめ、キャスト陣の演技には是非とも注目いただきたいです。誰にも言えない思いを抱えて生きる主人公・椿を演じるのは、映画「そうして私たちはプールに金魚を、」「#ミトヤマネ」の湯川ひな。椿に寄り添う心優しき刑事役には、映画「恋い焦れ歌え」の髙橋里恩。椿の父親役にマツモトクラブ、椿の母役に小島聖、殺人事件の遺族役に梅田誠弘。そして椿を支える祖父役を渡辺裕之が演じるなど、実力・魅力たっぷりの面々による作品となっている。
そして、本作は撮影の伊藤麻樹(「ミッドナイトスワン」「タイトル拒絶」)はじめ、映像業界で活躍・奮闘する中堅、若手スタッフによる完全自主製作映画です。手作りながらも、丁寧かつ工夫を凝らして完成した世界観をどうぞお楽しみください。今回が初めての劇伴制作となるUtaによる優しくも力強い音楽が、物語と観る人をつつみこみます。
【キャスト】
佐久間椿:湯川ひな
佐久間秀明:マツモトクラブ
真島絢斗:髙橋里恩
光本小百合:小島聖
佐久間宗六:渡辺裕之
矢野豊:梅田誠弘
【スタッフ】
監督:藤原知之
プロデューサー:₻?川春菜
製作会社:Memento Film Club
脚本:藤原知之
音楽:Uta
撮影:伊藤麻樹
照明:石川裕士
録音・サウンドデザイン:桐山裕行
美術:TENTEN
制作:梶本達希 -
ささくれ
わたしの選択、間違ってますか。
俳優・里内伽奈が2021年『誰のための日』に続いてプロデュース・脚本・主演作を務めた短編作品第2弾。婚約破棄を受けて実家に出戻った主人公・瑞季が、かつて家庭を捨て姿を消した父のもとを訪れる、とあるひと夏の出来事を描く。
監督を務めるのは大金康平。「映像作家100人 2018/2019」に選出、ジャンルを越えて活躍する気鋭の若手映像作家である。
主人公・瑞季を演じる里内伽奈は、映画『少女邂逅』(2018)や、Netflix『全裸監督』(2019)、EX『特捜9』(2021)、TX『ゲキカラドウ』(2021)、舞台『転校生』(2019)など映画・ドラマ・舞台 に幅広く出演。NTV『 ZIP!』にてレポーターも務めている。
瑞季の父・晃一を板尾創路、母・真帆を秋本奈緒美が演じる。
札幌国際短編映画祭2023 国内最優秀作品賞、岩槻映画祭2023 グランプリ、kisssh-kissssssh映画祭2023 最優秀主演賞を受賞。ほかにも数多くの国内映画祭に選出。
【キャスト】
里内伽奈 秋本奈緒美 星ようこ / 板尾創路
【スタッフ】
監督・編集:大金康平
脚本:里内伽奈・大金康平
プロデューサー:里内伽奈
撮影:萩原脩
照 明:堅木直之
録音・整音:柳田耕佑
美術:柏倉さくら
ヘアメイク:藤原玲子
助監督:木村 凌・江口嵩大
照明助手:松浦凌太郎
カラーグレーディング:島健太郎
メイキング:小池匠
スチール:大金康平
宣伝美術:山下礼
主題歌・音楽:小川未祐「ごめんね ありがとう」
製 作:Sanaka -
ガール・ピクチャー(字幕)
ありのままの自分と向き合う3人の少女の物語
第95回アカデミー賞? 国際長編映画賞フィンランド代表作品
第38回サンダンス映画祭 ワールドシネマドラマ部門観客賞受賞
【キャスト】
ミンミ:アーミ・ミロノフ
ロンコ:エレオノーラ・カウハネン
エマ:リンネア・レイノ
【スタッフ】
監督:アッリ・ハーパサロ
プロデューサー:レイラ・リューティカイネン
製作会社:CITIZEN JANE PRODUCTIONS
脚本:イロナ・アハティ,ダニエラ・ハクリネン -
正欲
観る前の自分には戻れない。
傑作か、問題作か――。家庭環境、性的指向、容姿――様々に異なる背景を持つ人たちを同じ地平で描写しながら、人が生きていくための推進力になるのは何なのかというテーマを炙り出していく衝撃的な物語
【キャスト】
寺井啓喜:稲垣吾郎
桐生夏月:新垣結衣
佐々木佳道:磯村勇斗
諸橋大也:佐藤寛太
神戶八重子:東野絢香
【スタッフ】
監督:岸善幸
プロデューサー:中村優子,杉田浩光,富田朋子
製作会社:テレビマンユニオン
原作:朝井リョウ
脚本:港岳彦
音楽:岩代太郎 -
ランド・オブ・セイント 聖人の邦(吹替)
マフィアから親権を剥奪──
女性判事の決断が抗争に楔を打つ…!衝撃の社会的問題作!
犯罪と貧困が蔓延するイタリア南部の都市で、マフィアから子の親権を剥奪するために司法が動き出す──
子供の保護を目的に、実際に起きた変革を題材にし、イタリア全土に衝撃を与えた社会的問題作!
主題歌は、攻殻機動隊 S.A.C.などで菅野よう子とタッグを組んだイタリアの女性歌手、イラリア・グラツィアーノが担当している。
2015年 アヌシー イタリア映画祭:審査員特別賞受賞
【キャスト】
ヴィットリア:桜井春香(ヴァレリア・ソラリーノ)
アッスンタ:林あゆり(ダニエラ・マーラ)
カテリーナ:南澤まお(ロレンツァ・インドヴィーナ)
【スタッフ】
監督:フェルナンド・ムラーカ -
幸福の国(字幕)
8年前、自殺をしようとした自分を救い運命を変えたジヌの命日に、毎年彼の家を訪問するミンス。喜んで迎えられたミンスは、居間に用意された記念のテーブルをじっと見つめる。そのテーブルは、ミンスを助けたために亡くなったジヌのためのテーブルだった。ジヌの母は亡き息子を思いながらミンスを温かく迎えるが、ミンスはそのすべてを苦痛に感じてしまう。
【キャスト】
チ・ヨンソク/イエ・スジョン/キム・シウン/キ・ジュボン/パク・チャヌ/キム・グンヨン
【スタッフ】
監督:チョン・ミンギュ -
猫と、とうさん(字幕)
猫たちと、幸せを見つけ、優しく生きている人たちがここにいます。
誰にとっても未曽有の試練となった2020年を、愛猫とともに乗り越える9人の男たちを描いた、全米ヒットドキュメンタリーが到着!
【キャスト】
ネイサン・ケーン
ジェフ・ジャドキンス
デヴィッド・ジョバンニ
【スタッフ】
監督:マイ・ホン -
アシスタント(字幕)
憧れの映画業界--彼女が気づいてしまったのは 誰もが見て見ぬふりをしている、その<闇(しくみ)>
ニューヨーク・タイムズスクエアの裏手にある薄汚れたオフィスで、18日間という短期間で撮影された本作は、サンダンス・ベルリンを始めとした世界中の映画祭や各メディアによって高く評価された。
『ジョンベネ殺害事件の謎』(2017)で知られるドキュメンタリー映画作家のキティ・グリーンは、2017年に巻き起こった #Me Too運動に自身初の劇映画の題材を見出し、今日の職場における大きな問題をフィクションの形で掘り下げた。英語で匿名の女性を指す “Jane Doe” に由来するジェーンというキャラクターは、数百にも及ぶ労働者へ対して行われたリサーチとインタビューによって監督が得た膨大な知見、とりわけ女性の痛みや混乱の経験から形成されている。そして、ヒエラルキーの末端で働く人々の代弁者でもあり、現代のジャンヌ・ディエルマンとも言えるジェーンを全身全霊で演じたのは、いま最もエキサイティングな若手俳優として急速に地位を確立しているジュリア・ガーナー。
一つの確信によって、思いもよらない自らの立場が明らかになるとき、彼女はどのような選択をするのか――静かな衝撃に打ちのめされる87分。
【キャスト】
ジェーン:ジュリア・ガーナー
ウィルコック:マシュー・マクファディン
ルビー:マッケンジー・リー
シエナ:クリスティン・フロセス
男性アシスタント1:ノア・ロビンズ
【スタッフ】
監督:キティ・グリーン
プロデューサー:スコット・マコーリー,ジェームズ・シェイマス,P・ジェニファー・デイナ,ロス・ジェイコブソン
脚本:キティ・グリーン
音楽:タマール=カリ
サウンドデザイン:レスリー・シャッツ
キャスティング:アヴィ・カウフマン -
七人樂隊(字幕)
香港を代表する七人の監督による“香港七重奏”
【キャスト】
ティミー・ハン/フランシス・ン/サイア・マ/ジェニファー・ユー/イアン・ゴウ/ユン・ワー/アシュリー ・ラム
【スタッフ】
監督:サモ・ハン -
花椒(ホアジャオ)の味(字幕)
手を取り合って営む 三姉妹の温かい味わい。台北、重慶、そして香港 ── 父の死をきっかけに別々に育った三姉妹が出会う。共に作る麻辣スープは、今はもう伝えられない、父への贈り物。それぞれの人生が重なる、唯一の味。
【キャスト】
サミー・チェン/メーガン・ライ/リー・シャオフォン/リウ・ルイチー/ウー・イエンシュー/リッチー・レン/ケニー・ビー
【スタッフ】
監督:ヘイワード・マック -
EO イーオー(字幕)
全世界が息を呑んだ、スコリモフスキ監督による現代の寓話×無比の映像体験
ポーランドの鬼才、イエジー・スコリモフスキ監督史上初のオスカーノミネート作品。主人公は「EO(イーオー)」という名のロバ。全米映画批評家協会賞では外国語映画賞/撮影賞の2部門を受賞し、New York Timesでは2022年のNo.1ムービーに選出されるなど、その独創性と世界観に高い評価が寄せられた。フランスを代表する俳優イザベル・ユペールが劇中重要な役柄で出演している。
【キャスト】
カサンドラ:サンドラ・ジマルスカ
ヴィトー:ロレンツォ・ズルゾロ
伯爵夫人:イザベル・ユペール
【スタッフ】
監督:イエジー・スコリモフスキ