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ドブネズミのバラード
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ピーナッツ
“ウッチャンナンチャン”の内村光良の監督2作目『ボクたちの交換日記』(2013年3月23日)公開に伴い、再度注目を集める初監督作『ピーナッツ』が遂に登場!!
【ストーリー】商店街の仲間で結成された草野球チーム「ピーナッツ」。
10年前は地元最強チームとしてその名を轟かせていたが、今やメンバーが9人にも満たない状態。そんなとき、かつて伝説のサードと呼ばれた男、秋吉が地元に帰ってきた。
東京でスポーツライターとして成功していた彼は、「新生ピーナッツ」を立ち上げるべく昔のメンバーを集める。だがそんな矢先、地元の再開発の是非を懸けた“賭け試合”に臨むことになってしまい…。
町の開発が決まれば、商店街はもちろん、思い出の野球場もなくなってしまうかもしれない。
どうする、ピーナッツ!?
どうなる、商店街!?
さまざまな想いを秘めたメンバーたちのプライドを懸けた戦いが、いま始まる!
【キャスト】内村光良/三村マサカズ/大竹一樹/ゴルゴ松本/レッド吉田/ふかわりょう ほか
【監督】内村光良 -
フラメンコ・フラメンコ
名匠カルロス・サウラ監督と光の魔術師ヴィットリオ・ストラーロが超一流アーティストたちを迎えフラメンコの真髄に迫る
「フラメンコ」(95)から15年。カルロス・サウラ監督が描くフラメンコの現在、そして未来。躍動感溢れるバイレ、想いがほとばしるカンテ、静かに熱く流れるフラメンコギター…“生命の旅”をテーマに、誕生から晩年、そして再生までを描く21幕の宴。
【キャスト】サラ・バラス/パコ・デ・ルシア/マノロ・サンルーカル/ホセ・メルセー/ミゲル・ポベダ
【監督】カルロス・サウラ
日本語字幕 -
駅弁ひとり旅〜東北編〜
空前の駅弁ブームの中、グルメと鉄道旅行を同時に描いた画期的な旅情ドラマ!
【ストーリー】旅行と駅弁が好きな大介(岡田義徳)は、妻の優子(加藤貴子)と弁当屋を開いて10年目の記念に日本一周駅弁食べ歩きの旅をプレゼントされる。
妻に見送られて快速ラビットでまずは宇都宮へ。日本で最初の駅弁「汽車弁当」を食べ、ローカル線でのんびり一人旅と駅弁を満喫。郡山駅で残り一つの駅弁を一足先に手に入れたのが縁で秋田へ帰る女子大生?大沢綾(山本ひかる)と旅をする事に。福島駅から奥羽本線で北上する途中、峠駅で「峠の力餅」を、米沢で「牛肉どまん中」と「米澤牛焼肉重松川弁当」を購入。城下町米沢市内の上杉神社や上杉記念館を二人で散策した後、大介は綾から思いもよらないお願いをされる。
【キャスト】岡田義徳/加藤貴子/山本ひかる/波瑠/須藤温子/大浦冬華 ほか
【監督・脚本】塚田哲也 -
Dear Heart −震えて眠れ−
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TAJOMARU
その男、多襄丸。
絶対、女を捨てない。己を曲げない。そして、どこまでも自由。
黒澤明監督『羅生門』の原作としても知られる芥川龍之介の『藪の中』をもとに、登場人物のひとり、多襄丸を主役に据えた完全オリジナルストーリー。
監督はビジュアル系の奇才と言われ、そのスタイリッシュな映像に定評がある『SF サムライ・フィクション』の中野裕之。
主人公・多襄丸を演ずるのは小栗旬。
彼が愛を貫くヒロイン・阿古に柴本幸。
また若手実力派の田中圭が悪役に挑戦し、松方弘樹、萩原健一等のベテラン陣が脇を固める。
【ストーリー】時は乱世。名門家の次男・直光(小栗旬)は、兄弟同然だった家臣・桜丸(田中圭)の陰謀により、人生が一変する。許婚の阿古(柴本幸)と共に家を出た直光は山中で盗賊の多襄丸(松方弘樹)に襲われる。そこで直光が耳にしたのは信じられない阿古の裏切りの言葉であった。逃げる阿古を追おうとして直光に一突きにされた盗賊・多襄丸は、死ぬ間際に直光にその名を継がせる。多襄丸となった直光。彼を待ち受けていたのは、次々と覆されて行く真実であった・・・。
【キャスト】小栗旬,柴本幸,田中圭,松方弘樹,近藤正臣,萩原健一 ほか
【監督】中野裕之 -
シュアリー・サムデイ
バカで最強!!!
俳優・小栗旬が10代の頃から「いつか、きっと・・・」(SURELY SOMEDAY)と企画を温め続け、満を持して初監督に挑んだ青春群像エンターテイメント。
主演の小出恵介を筆頭とする超豪華キャストと『クローズZERO』シリーズの脚本家・武藤将吾、小栗自らが大ファンで口説き落とした音楽家・菅野よう子といったスタッフで、同世代へ送り届ける等身大のメッセージ。疾走感漲る映像からは、若いエネルギーが溢れている。
【ストーリー】廃止になった文化祭復活のために教室を占拠した巧(小出恵介)、京平(勝地涼)、和生(鈴木亮平)、雄喜(ムロツヨシ)、秀人(綾野剛)の5人。しかしそこでハッタリのはずの爆弾が誤爆してしまう。高校を退学になった5人に降りかかる数々の不幸。そんなある日、ヤクザ稼業に身を落とした和生のせいで、大事件が勃発する。絶体絶命のピンチだが、それはもしかしたら、最悪な人生から抜け出す最高のチャンスかもしれない。自分たちを取り戻すため、5人は再び立ち上がる。
【キャスト】小出恵介,勝地涼,鈴木亮平,ムロツヨシ,綾野剛,小西真奈美 ほか
【監督】小栗旬
【音楽】菅野よう子 -
光のほうへ
いま、渇望の底から手をのばし、かすかな愛にふれる。
『セレブレーション』でカンヌ国際映画祭審査員賞を受賞したデンマークを代表するトマス・ヴィンターベア監督作。2011年のデンマーク・アカデミー賞では、最多14部門にノミネートされ、助演男優賞をはじめとする5部門を受賞。
【ストーリー】デンマーク、コペンハーゲン。悲劇的な子供時代を過ごし、愛するすべも、愛されるすべも知らずに育った兄弟。幼い弟の死を受け入れられずに、心に深い傷を残したまま大人になったふたりは、それぞれに悲しみや怒りに囚われ、もがきながら毎日を生き長らえていた。
【キャスト】ヤコブ・セーダーグレン、ペーター・プラウボー ほか
【監督】トマス・ヴィンターベア -
シェーン
開拓地ワイオミングのスターレット家に世話になっていた旅人のシェーンは、スターレット家を目の敵にしている牧場主ライカー一味と対決する。シェーンに扮するアラン・ラッドは一世一代の名演技で永遠に心に残る主人公となった。ジョージ・ステーブンス監督は西部劇の世界に細やかな生活感情の導入を試み、独創的な手法で西部劇史上十指に入る傑作を作り上げたのである。主題歌が流れる中、ジョーイ少年の「シェーン、カムバック」の声がワイオミングの山並みにこだまするラストシーンは観客の胸にしみわたる。【公開年】1948年
【公開年】1953年
【制作国】アメリカ
【Color】カラー
【監督】ジョージ・スティーヴンス
【出演】アラン・ラッド、ヴァン・ヘフリン
アカデミー賞(第26回)
《受賞》
撮影賞(カラー)
《ノミネート》
作品賞
助演男優賞(ブランドン・デ・ワイルド、ジャック・パランス)
監督賞(ジョージ・スティーヴンス)
脚色賞 -
自転車泥棒
第2次大戦後のローマ。長い失業後やっと映画のポスター貼りの職を得たアントニオは、仕事に必要な自転車を盗まれてしまう。6歳の息子を連れて探し回るが見つからない。絶望した彼は駐輪場から他人の自転車を盗んでしまう。すぐに捕まった彼は群衆に囲まれ・・・息子の「パパ、パパ」の痛々しい叫びが響く。登場人物に職業俳優でなく市井の人々を配し実景を用いて撮影。現実のみじめさが迫ってくる。巨匠ヴィットリオ・デ・シーカ監督のネオリアリズムの色褪せぬ傑作。【公開年】1948年
【制作国】イタリア
【Color】モノクロ
【監督】ヴィットリオ・デ・シーカ
【出演】ランベルト・マジョラーニ、エンツォ・スタヨーラ
アカデミー賞(第22回)
《受賞》
特別賞
《ノミネート》
脚色賞 -
オズの魔法使い
カンザスの田舎に住む少女ドロシー(ガーランド)は竜巻に巻き込まれオズの国へ。途中で知り合ったカカシ、ブリキのロボット、ライオンとそれぞれ「知識」「心」「勇気」を探してオズの魔法使いに会いに旅をする。そして最後に彼らは・・・。オズの国以外はモノクロで撮影され、オズの国のカラーとのコントラストが物語に夢を与えている。ジュディ・ガーランドが16歳で主演。空前のミュージカルナンバーとなった。主題曲「虹の彼方に」は永遠のミュージカルナンバーに。【公開年】1939年
【制作国】アメリカ
【Color】カラー
【監督】ヴィクター・フレミング
【出演】ジュディ・ガーランド、バート・ラー
アカデミー賞(第12回)
《受賞》
作曲賞
歌曲賞
《ノミネート》
作品賞
撮影賞(カラー)
室内装置賞
特殊効果賞 -
風と共に去りぬ
1939年度アカデミー賞8部門受賞の超大作。南北戦争前後のアトランタを舞台に激動の時代に生きるスカーレット・オハラの炎のような恋と波乱万丈の半生を雄大なスケールで描いた不朽の名作。出演者選びから脚本の差替え等の困難に屈せず、作品を完成させた製作者セルズニックの執念と熱意が全編に息づき、観る人を圧倒する。どんな逆境にも強く健気に立ち向かう凛としたスカーレット役のヴィヴィアン・リーは息を呑むほど美しく、タラのテーマが流れる中、故郷タラの大地に佇むシーンは観客の胸に永遠に残るだろう。【公開年】1939年
【制作国】アメリカ
【Color】カラー
【監督】ヴィクター・フレミング
【出演】ヴィヴィアン・リー、クラーク・ゲイブル
アカデミー賞(第26回)
《受賞》
作品賞
主演女優賞(ヴィヴィアン・リー)
助演女優賞(ハティ・マクダニエル)
監督賞(ヴィクター・フレミング)
脚色賞(シドニー・ハワード)
撮影賞(カラー)
室内装置賞
編集賞
《ノミネート》
主演男優賞(クラーク・ゲイブル)
助演女優賞(オリヴィア・デ・ハヴィランド)
作曲賞
特殊効果賞
録音賞 -
禁じられた遊び
巨匠ルネ・クレマン監督が子供の視線で戦争を描いた反戦映画の不滅の名作。ドイツ軍の空襲で両親と子犬を失った少女ポーレット(ブリジッド・フォッセー)は農家の少年ミシェルと親しくなる。少年は死んだ子犬を埋め十字架を立ててやる。それから二人は小さな虫や動物の死骸を埋め十字架を立てるという葬式ごっこをするが・・・。ナルシソ・イエペソのつまびく切々としたギターのメロディが、戦争に翻弄された幼い子供たちの悲劇をいやがうえにもかきたてて涙がとまらない。【公開年】1952年
【制作国】フランス
【Color】モノクロ
【監督】ルネ・クレマン
【出演】ブリジット・フォッセー、ジョルジュ・プージュリイ
アカデミー賞(第25回)
《受賞》
作品賞
名誉賞 (第27回)
《ノミネート》
原案賞 -
真昼の決闘
フレッド・ジンネマン監督が驚くべき低予算で、たった28日で撮った作品。それが奇跡的な傑作になったのだからすごい。保安官ウィル(ゲィリー・クーパー)は復讐にやってくる無法者と孤立無援で対決せざるを得なくなる。その恐怖、孤独、不安が刻々と迫る対決の瞬間に向けてリアリスティックに描かれる。正午、街の通りに一人立つクーパー、すでに50歳になる長身の姿、それを俯瞰でとらえるカメラ。その時カメラはクーパーを愛した。若くないからこその美しさを映し出した。【公開年】1952年
【制作国】アメリカ
【Color】モノクロ
【監督】フレッド・ジンネマン
【出演】ゲイリー・クーパー、グレイス・ケリー
アカデミー賞(第25回)
《受賞》
主演男優賞(ゲイリー・クーパー)
劇・喜劇映画音楽賞
歌曲賞
編集賞
《ノミネート》
作品賞
監督賞(フレッド・ジンネマン)
脚色賞 -
ローマの休日
ローマに滞在中の某小国の王女アン(ヘプバーン)は公務に疲れ、ある夜自由を夢見て公邸から脱走する。アンを保護したのは新聞記者のジョー(ぺック)。彼はカメラマンの友人(アルバート)と共にスクープをものにしようとするが、二人の間には恋が芽生えて・・・。品性と奔放さが絶妙なバランスのオードリーはまさに王女役にぴったり。画面の中に飛び込んでその細いウェストを抱きしめたくなるような“妖精オードリー”誕生の記念すべきラブ・ロマンスの永遠の名作。【公開年】1953年
【制作国】アメリカ/イタリア
【Color】モノクロ
【監督】ウィリアム・ワイラー
【出演】オードリー・ヘプバーン、グレゴリー・ペック
アカデミー賞(第26回)
《受賞》
主演女優賞(オードリー・ヘプバーン)
原案賞
衣装デザイン賞(白黒)
《ノミネート》
作品賞
助演男優賞(エディ・アルバート)
監督賞(ウィリアムワイラー)
脚色賞
撮影賞(白黒)、
美術監督・装置賞(白黒)
編集賞 -
戦場よさらば(武器よさらば)
ヘミングウェイ原作「武器よさらば」をフランク・ボーゼージ監督が映画化。当時の日本ではその題名が不適切として、このタイトルで上映された。第1次大戦下のイタリアを舞台に、アメリカ人将校(ゲイリー・クーパー)と従軍看護婦(ヘレン・ヘイズ)の悲恋を二人の恋を妨げる軍医(アンドレ・マンジュウ)を絡めて描く。リメイクされたセルズニック製作版と異なり、戦争の空しさ、残酷さを前面に訴えることなく、ひたすら悲恋を古典的に描くことでメロドラマの永遠の名作となった。【公開年】1932年
【制作国】アメリカ
【Color】モノクロ
【監督】フランク・ボーゼージ
【出演】ゲイリー・クーパー、ヘレン・ヘイズ
アカデミー賞(6回)
《受賞》
撮影賞
録音賞
《ノミネート》
作品賞
美術(監督)賞 -
フランケンシュタイン
新たなる生命の復活を試みる二人の科学者ヘンリー・フランケンシュタインとその助手。実験用の死体を求めて墓を暴き、脳標本を大学から盗み、遂に嵐の夜、雷の電撃を利用し自ら発明した生命の復活光線実験を試みた。イッツ・アッライブ!(生きている)、感情も知能も無い凶暴な怪物の誕生である。「フランケンシュタイン」の名を世に知らしめた名作ホラー。狼男、吸血鬼とこのフランケンシュタインを世界の三大怪物と呼んでいる。日本でも藤子不二男の怪物君たる人気マンガにも登場することで知らない人はいない。怪物を演じるポリス・カーロフの演技が光る。【公開年】1931年
【制作国】アメリカ
【Color】モノクロ
【監督】ジェームズ・ホエール
【出演】ボリス・カーロフ、コリン・クライヴ -
ナイアガラ
モンローを売り出すべくチャールズ・ブラケットによって製作されたサスペンス映画。ナイアガラ瀑布近くのロッジに泊まりにきた新婚カップルは、そこで冷めきった夫婦に出会う。セクシーで魅力的な妻(マリリン・モンロー)は夫(ジョゼフ・コットン)に愛情は微塵もなく愛人と密会している。さらにこの妻と愛人は恐ろしい計画を立てていた。この映画でモンローは左右のハイヒールの高さを変え、セクシーな歩き方を披露。あまりにも有名な「モンロー・ウォーク」の誕生だった。【公開年】1953年
【制作国】アメリカ
【Color】カラー
【監督】ヘンリー・ハサウェイ
【出演】マリリン・モンロー、ジョセフ・コットン -
アンナ・カレニナ
文豪トルストイの同名小説の映画化。官僚的な政界の高官カレーニン(ラルフ・リチャードソン)と政略結婚させられたアンナ(ヴィヴィアン・リー)は結婚生活に耐えられず、子供のある身で妹の許婚である青年将校ウロンスキー(キーロン・ムーア)と恋におち駆け落ちまでしてしまう。だが、恋も破綻し家庭も失って鉄道自殺するにいたるという悲劇の物語。後に精神を病んだ予兆がほの見えるようなリーのどこか病的であえかな美しさが哀しみを誘うデュヴィヴィエ監督の名作。【公開年】1948年
【制作国】イギリス
【Color】モノクロ
【監督】ジュリアン・デュヴィヴィエ
【出演】ヴィヴィアン・リー、ラルフ・リチャードソン -
第三の男
第2次大戦直後の廃墟と化したウイーンを舞台にキャロル・リード監督がグレアム・グリーンの世界に挑んだサスペンス映画。親友のハリー(オーソン・ウェルズ)の招きでこの街を訪れた作家マーチンス(ジョゼフ・コットン)は到着早々彼が死んだと知らされる。彼の死には第三の男が立ち会っていたというのだが。心理的に掘り下げられたストーリーのみならず、アカデミー撮影賞に輝いた光と影のカメラ・ワークが素晴らしく、アントン・カラスのチター演奏のサウンド効果と共にこの作品を永遠の名作にしている。まさに映画作りのお手本のような作品。【公開年】1949年
【制作国】イギリス
【Color】モノクロ
【監督】キャロル・リード
【出演】ジョセフ・コットン、オーソン・ウェルズ
アカデミー賞(第23回)
《受賞》
撮影賞(白黒)
《ノミネート》
監督賞(キャロル・リード)
編集賞 -
若草物語
世界中で愛されているオルコットの名作をマービン・ルロイ監督が映画化。アメリカ北東部の小さな町で暮らすマーチ家の4姉妹。しとやかな長女メグにジャネット・リー、お転婆で作家志望の次女ジョーにジューン・アリスン、心優しき3女ベスにマーガレット・オブライエン、美しい末娘エィミーにエリザベス・ティラーを配し、個性豊かな姉妹がそれぞれの経験を通して大人の女性に成長していく姿を描く。16歳のティラーは輝くばかりの美しさに満ちている。【公開年】1949年
【制作国】アメリカ
【Color】カラー
【監督】マーヴィン・ルロイ
【出演】ジューン・アリソン、マーガレット・オブライエン
アカデミー賞(第222回)
《受賞》
美術(監督)賞
美術監督・(装置)賞/カラー
《ノミネート》
撮影賞(カラー) -
雨に唄えば
サイレントからトーキーに移行しはじめた時代のハリウッド、人気スターのドンとリーナは10本以上の作品に共演する名コンビ。しかし、新作はトーキー映画。ドンはリーナの悪声にうんざりしていた。そんな時、コーラスガールのキャシーを知る。ドンは親友の音楽家と相談しキャシーを起用、映画は大成功をおさめる。50年代に花開いたMGMミュージカルの代表作の一つ。ジーン・ケリー、ドナルド・オコナー、デビー・レイノルズ等の歌や踊り、恋あり、笑いありの娯楽作である。当時のハリウッド撮影所の楽屋裏を見ることができるのも楽しい。【公開年】1952年
【制作国】アメリカ
【Color】カラー
【監督】ジーン・ケリー、スタンリー・ドーネン
【出演】ジーン・ケリー、デビー・レイノルズ
アカデミー賞(第25回)
《ノミネート》
助演女優賞(ジーン・ヘイゲン)
ミュージカル映画音楽賞 -
紳士は金髪がお好き
マリリン・モンロー代表作。金髪のローレライ(マリリン・モンロー)とその親友の黒髪のドロシー(ジェーン・ラッセル)はニューヨークの人気ダンサー。二人は豪華客船に乗ってパリへ。「恋よりお金」と言うローレライは乗船客の中から、ダイヤの鉱山主を誘惑してティアラを手に入れた。そのダイヤのティアラが思わぬ事件を引き起こし・・・ハワード・ホークス監督はモンローのセクシーさを捉えるのではなく可愛い内面の魅力をみいだし多くの女性モンローファンを得ることになった。全編を通して華やかな歌と踊りは美しく又、二人の競艶は「どちらがお好き」と尋ねたくなる魅力溢れるミュージカルコメディ。【公開年】1953年
【制作国】アメリカ
【Color】カラー
【監督】ハワード・ホークス
【出演】マリリン・モンロー、ジェーン・ラッセル -
カサブランカ
映画史上に燦然と輝くラブロマンスの決定版。第2次大戦下の仏領モロッコのカサブランカ、酒場を経営するリックは昔の恋人イルザに再会する。だが彼女は反ナチのリーダーである夫ラズロに伴われ、旅券を手に入れるために現れたのだった。リックはイルザを愛するがゆえに、イルザとラズロの国外脱出に手を貸す決意をする。圧倒的魅力のボギーと若く美しいバーグマンという最高の組み合わせで「As time goes by」が流れる中、ほんとうの愛と優しさを描ききった不朽の名作。【公開年】1942年
【制作国】アメリカ
【Color】モノクロ
【監督】マイケル・カーティス
【出演】ハンフリー・ボガート、イングリッド・バーグマン
アカデミー賞(第26回)
《受賞》
作品賞
監督賞(マイケル・カーティス)
脚色賞
《ノミネート》
主演男優賞(ハンフリー・ボガート)
助演男優賞(クロード・レインズ)
撮影賞(白黒)
劇・喜劇映画音楽賞
編集賞 -
欲望という名の電車
ピューリッツアー賞受賞のテネシー・ウィリアムズの舞台劇をエリア・カザン監督が映画化。アル中で元教師のブランチ(リー)がニューオーリンズの妹夫婦(ハンター、ブランド)の家を訪ねてくる。上品そうに振る舞い容色ばかり気にする彼女に義弟スタンリーは我慢できない。彼女の汚れた過去を知った彼はブランチと恋仲のミッチにそれを教えた・・・。出演者たちの火花散る演技のぶつかり合いと、暗く緊張感溢れるリアリスティックな演出がハリウッド映画界に衝撃を与えた名作。【公開年】1951年
【制作国】アメリカ
【Color】モノクロ
【監督】エリア・カザン
【出演】ヴィヴィアン・リー、マーロン・ブランド
アカデミー賞(第24回)
《受賞》
主演女優賞(ヴィヴィアン・リー)
助演男優賞(カール・マルデン)
助演女優賞(キム・ハンター)
美術監督・装飾賞(白黒)
《ノミネート》
作品賞
主演男優賞(マーロン・ブロンド)
監督賞
脚色賞
撮影賞(白黒)
劇・喜劇映画音楽賞
衣装デザイン賞(白黒)
録音賞 -
美女と野獣
鬼才ジャン・コクトーが18世紀のおとぎ話を「映像の詩」に昇華させたラブ・ファンタジー映画。魔法使いによって野獣にされていた王子が、美女の愛によって元の姿に戻るという物語。美神マレーが醜い野獣に扮し、眼の演技と動作で全ての感情を表現。CGや特殊撮影もない時代、スローモ−ション効果撮影や、燭台、彫像に本物の人間の手や顔を使うなどコクトーの天才的なひらめきが随所に散りばめられ、ゴージャスな衣装、様式美と共に圧倒的な映像美に結実した不滅の傑作。【公開年】1946年
【制作国】フランス
【Color】モノクロ
【監督】ジャン・コクトー
【出演】ジャン・マレー、ジョゼット・デイ -
誰が為に鐘は鳴る
文豪ヘミングウェイの原作をもとに、サム・ウッド監督がゲイリー・クーパーとイングリッド・バーグマンの二大スターを迎え、3年もの月日を費やして完成させた珠玉のラブストーリー。スペイン動乱を舞台に橋梁破壊のゲリラ工作員として派遣されたアメリカ人大学教授ロバートと、スペイン人ゲリラと行動を共にする現地の娘マリアとの悲しい恋と冒険アクションを描いて、娯楽作品としても一級品。「すぐに女とはわからないように」と剃髪された短髪のバーグマンは画面から匂い立つようで、どこか少年のような横顔が美しくも哀しく心に残る。【公開年】1943年
【制作国】アメリカ
【Color】カラー
【監督】サム・ウッド
【出演】ゲイリー・クーパー、イングリッド・バーグマン
アカデミー賞(16回)
《受賞》
助演女優賞(カティーナ・パクシヌー)
《ノミネート》
作品賞
主演男優賞(ゲイリー・クーパー)
主演女優賞(イングリッド・バーグマン)
助演男優賞(エイキム・タミロフ)
撮影賞(カラー)
劇・喜劇映画音楽賞
室内装置賞
編集賞 -
シャレード
パリと高級リゾート地を舞台に、殺人事件に巻き込まれる未亡人をオードリー・ヘプバーンが演じるロマンティック・サスペンス作品。相手役にケーリー・グラントを配し、ウォルター・マッソー、ジェームズ・コバーンが脇を固める。次々と起こる事件をめぐって謎のゲームが展開し、あっと驚くラストシーまで眼が離せない。ジバンシーのデザインする衣装をまとったオードリーはため息がでるほどファッショナブルで魅力的。美しくもあやしいヘンリー・マンシーニの名曲に乗せて、スタンリー・ドーネン監督がおくる映画の魅力満載の快作。【公開年】1963年
【制作国】アメリカ
【Color】カラー
【監督】スタンリー・ドーネン
【出演】オードリー・ヘプバーン、ケイリー・グラント
アカデミー賞(第36回)
《ノミネート》
歌曲賞 -
市民ケーン
“バラのつぼみ”という最後の言葉を残してこの世を去った新聞王ケーン(オーソン・ウェルズ)。この言葉の謎を探るために記者のトンプソンは、生前のケーンを知る、二人目の妻スーザン、後見人のサッチャー、ケーンの新聞社の参謀バーンステイン、絶縁した親友リーランド、大邸宅ザナドゥの執事の5人にインタビューをするが・・・
オーソン・ウェルズが弱冠25歳で製作・脚本・監督・主演をし、アカデミー賞9部門にノミネートされ脚本賞に輝いた。巧みな構成と斬新な映画技法で世界中の映画ファンを愕然とさせ、後世の映画製作に絶大な影響を与えた映画史上の金字塔的作品。【公開年】1941年
【制作国】アメリカ
【Color】モノクロ
【監督】オーソン・ウェルズ
【出演】オーソン・ウェルズ、ジョセフ・コットン
アカデミー賞(第14回)
《受賞》
脚本賞
《ノミネート》
作品賞
主演男優賞(オーソン・ウェルズ)
監督賞(オーソン・ウェルズ)
撮影賞(白黒)
劇映画音楽賞
室内装置賞
編集賞
録音賞 -
映画「やじきた道中 てれすこ」【TBSオンデマンド】
中村勘三郎主演、謎の生物"てれすこ"をめぐって、弥次喜多コンビと売れっ子花魁が繰り広げる笑いと涙の珍道中!
共演は柄本明、小泉今日子、ラサール石井、間寛平、國村隼、吉川晃司、藤山直美ほか。
【ストーリー】
時は太平、大阪で"てれすこ"と呼ばれる不思議な生物が捕獲され、人々の話題を集めていた頃。
江戸の遊郭では、花魁・お喜乃(小泉今日子)が、自分に思いを寄せる弥次郎兵衛(中村勘三郎)に言い寄り、足抜けの画策をしていた。
そんな中、弥次郎兵衛は幼馴染みの喜多八(柄本明)と思わぬ形で再会。江戸を脱出した弥次さん喜多さん、お喜乃の珍道中が始まるが・・・。
【出演】中村勘三郎、柄本明、小泉今日子、ラサール石井、笑福亭松之助、淡路恵子、間寛平、松重豊、山本浩司、吉川晃司、鈴木蘭々、藤山直美、國村隼、笹野高史 ほか
【監督】平山秀幸